『いやー!私の本名が「(仮名)」に使われてるー!』



最近の水死体 近況報告


目が見えなくなりました。
失明するかもしれません。
それはちょっと嘘です。心配してほしいが故に
若干大げさに言いました。でも目見えてません。 
正確に言うと、使っている目薬の副作用なのか
太陽の日差しを浴びると激痛で目を開けることが出来ず、
これは猪木VSアクラム・ペールワン戦にて
目を突かれたペールワンがどさくさ紛れに「痛いの痛いの・・・
東村山に住んでるどっかの馬鹿に飛んでいけ!!」と
叫んだのが今頃になって私に飛んできたのではないかと
思っていましたが、どうやら目の病気だったようです。

昼間はほとんど外出が出来ず、歩行がままならないので
いっそのこと目を閉じて、黄色いボコボコの上を
めくらのフリをして歩いているんですが
「これってフリやなくて、マジやない?
愛してるフリしてたらいつの間にか本気になってた。
男と女の間にはそないなミステリーがつきものやん」
と揺れ動く気持ち そして第三の女 残されたパンスト
すべては列車ダイヤを使った時間差トリックだった・・・!!
そんな思いを馳せ参じながらただならぬ事態、
てか前見えへんから歩けへん!!!と耐えかねた私は
とうとう「グラサン=どうやって何をあがいたところで
絶対にダサいからかけたくない」という己のポリシーを投げ捨て
藁、いや、松山千春にすがる思いで
メガネ屋さんに飛び込んだのです。

完全に目を閉じた状態で店内を彷徨う私を
見るに見かねた店員さんが「ちょ、お客さん・・・。
めっちゃメガネ選んでますけど見えてませんやん!
ガッツリまぶた閉じたまま店内を右往左往してますやん!」と
言いたい気持ちをグッと(Good)堪え
『DOされました?』と小粋に近づいてくださったのでこれ幸い。

眼科に通っていること、その目薬の副作用で現在お先真っ暗状態、
ドラクエで言うと洞窟でタイマツ無い、
ポケモンで言うところのスリープのフラッシュ、
今風に言うなればちょいモテオーラのハニカミ前見えへん詰んでる系女子ということを
事細かに説明したところ、やはり眼科の先生と相談した方が良いが、
とにかく今はサングラスでこの場を凌いだ方がよろしおすと、
グラサンの装備をすすめられました。
ただ、まあいかんせんチャラいサングラスとは程遠いメガネ屋のサングラス。
本気です。ガチのサングラスです。ネオです。救世主です。

店員のおばはん「これなんか、どうでしょう?」

「・・・似合ってませんやん!」(サングラスを床にバシッ)

店員のおばはん「いや私は好きですけどね~(声高いめ、精一杯のフォロー)
じゃ、これなんかどないです?」

「新庄モデルですやん!」(新庄を床にバシッ)
「じゃ、これ」
「トップガンですやん!和製トムクルーズですやん!」(トムを床にバシッ)
「でも、かけると目、楽でしょ?」
「うわ、めっちゃ似合ってないけど、目がめっちゃ楽なりましたわ・・・」
「うん、目開いてきたもん!あ、やっと目が全部開いた!わー!
じゃあこれぐらい濃い色の方がいいかもしれないね」
「目の開き具合で判断するんですか?」

そんなやり取りを経て、メガネ屋を出たわけですが
昼間の活動停止を余儀なくされた
セックス釜地獄(私の心の中でインディーズ活動を続ける無名かつ架空のロックデュオ。
アルバム『おでんの具材に水死体!?~意外、味噌と合う…~』は親戚に4枚のスマッシュヒット。)
ことセックス水死体は、どんどん夜行性へのシフトチェンジを
強制されていくのであった・・・。


水死体の目は治るのか!?

こんなやつの眼球、潰れちまった方がいいんじゃねえか!?

そうだ、いっそのこと潰しちまえー!!
オラ達の村、オラ達で守るんだー!!ウオオオオー!!
(ドドドド・・・む、村の人たちがカマやらクワやら
包丁やらガスコンロやら土鍋やら鍋の具材やらを持って
こっちにいっせいに走ってくるゥーッ!うちのこたつに入りきらなーいッ!)





近況報告その2

眼科に通っていると報告しましたが、
そうなんです。先ほど述べた通り、目を悪くしまして。
現在、目を患っているんですなあ、わたくし。
そのかわり、鼻はようく利くようになりましてね。ヒ、ヘ、ヘ…。
ほうら、血生臭い、あんた、随分と人をお斬りになってらっしゃる…。
と、めくらの灸師コントなんぞがピッタリと似合う人間に
いつの間にかなってしまったわけなんですが。

ここ数日、まるでゾンビに感染したかのように目が真っ赤に充血してしまい、
首をガクンと真横にたらして白目を向きながら
『ひでぉぐん、田中ザン、ズゴォイ』とアイアムアヒーローに出てくる
ゾンビの物まねをしながら弟に近づくと『ひいい、近寄らないで』と
情けない声を出されるレベルと言えば、
だいたいお解かりいただけるかと思います。

その充血のせいか、視力はとても良い方だったわたくしですが
人物、文字、物体にいたる目に見えるものすべてが
どれも『3重、4重』にブレて見えてしまうという異様な事態に発展し、
『生きながらにして3DSの世界ですやん。素敵やん。
クリスマスにはPSPがほしいって願った水死体へのプレゼント?
にしてはサンタさん、ほんま慌てんぼうさんやね。
人体改造した上に任天堂仕様!間違ってる!生活しずらい!
もしくはデビルバットゴースト?みんなセナくん?アメリカ合宿帰り?
このおばあちゃんも実は3重に見えてるだけで実は物凄い高速で横移動中?』
とフザけていたら看板に激突し『アツツ・・・』と情けない声を出しながら
腹部の痛みに耐えるという事件が何度かありまして。

さて皆さん(映画評論家の重鎮、浜村淳っぽいイントネーションで)
わたくし事情がありまして一週間ほど実家の
滋賀県は彦根市に帰省しておりましたので、
その休日に、ようやく地元の眼科に行ってみたのです。



看護師『じゃあ検査しますね』

水死体『ドキドキ』

看護師『これは?右?左?』

水死体『右・・・』

・・・

看護婦『・・うーん、見えてますねえ・・』

水死体『あのー・・・ちょっと言いにくいんですが・・・』

看護婦『なんでしょう?』

水死体『全部見えてるのは見えてるんですけど、
ほぼ3重っていうか4重になってます』

看護婦『!?』

水死体『この至近距離で何ですが・・・
看護婦さんの顔も、
おもいっきり2重にブレてます』

看護婦『なんDeathと!?

じゃあこのレンズをつけたら、DO?』


水死体『!!!!!!!!!!!

見えます!!!!

くっきりと!!!!!!!』


看護婦『見えるのね!?このレンズだと
くっきりと見えるのね!?』

水死体『はい!そのレンズください!!!
メガネにして一生使います!!家宝にします!
私がこの世をさる瞬間にはネックレスにして孫に譲ります!!』


看護婦『フフ・・・だ~め♪』

水死体『ああん』




医者『片目でもブレてみえてると・・・』 カキカキ

水死体『先生、私は一体DOなるのでSHOW!?』

医者『あそこに立ってる看護婦さんの顔が見えまSky?』

看護婦『!』(やべっ超ぼーっとしてた。急にあたしに振んなよ!
っていう緊張感が一瞬だけど垣間見えたあの表情を水死体は見逃さなかったゾ。)

水死体『見えるんですけど、完全にブレてます・・・』



医者『・・・正直に申し上げましょう。』

水死体『・・・はい』



医者『検査の結果・・・・


あなたの瞳は・・・・








正常です!!!!!!!!!!』



水死体『え?』

医者『仕事でパソコン毎日つかってるんだよね?
それでブレてんのちゃうかなー。』

水死体『え、そんだけ?』

医者『うん、まあ眼球に傷ついてたけど
目薬で治るしな。大丈夫でしょ』

水死体『え、ていうかスーパーとかで前見えてないんすよ?
買い物できひんぐらい視界ブレてるんすよ?
目ニ見エルモノ、全テ誤解ダ、ってBUCK-TICKも昔歌ってましたよ?』

医者『いや、だからなんていうのかな、
めっちゃ目疲れてんねん。そんだけ。
自分、視力めっちゃいいよ。たぶん2.0ぐらいあるわ』

水死体『ガ、ガチで!?!?!?!』

医者『だから余計に疲れてんのちゃう?
昔の人ってみんな、金持ちは行燈っていうのをつけて生活してたんよ。
知ってる?あんどん。でも貧乏人は、焚き火とか、いろりとか、
そんな中で生活してたんよ。でもな、文明が進んで、電気の社会に・・・』

水死体『いや、行燈はわかりますけど…地獄先生ぬ~べ~で
行燈の火かなんかをナメにくる妖怪とかおった気がするし…
ガンツでもケイちゃんの初期設定は「ひるあんどん(レベル1)」
よっぽどケイちゃんのあだ名の方が星人っぽかった・・・。
いやそれは今いいですやん!!アンドンより!!現代を!!
あと行燈のくだりだけで十分昔の人の暮らしは表現できてたのに
なぜ貧乏人の生活まで私に説明したんですか・・・?
その方が、より親近感が沸くとでも・・?それは私の身なりでご判断を?』

医者『黙って最後まで聞きなさい!!!!!』

水死体『ビクーーーッ!!こわーーー!!先生こわっ!!』


医者『でもな、文明が進んで、人間は蛍光灯のあかりの下で
生活するようになった。』


カチッ(ここで先生、おもむろに暗かった診察室のあかりを
机の下に隠されていたスイッチで全灯する) 


水死体『うわ、まぶし!目いたー!目が痛いっす!』

医者(水死体のリアクションが思った通りだったのか
いやに嬉しそうに電気をつけまくり、また消す)

医者『せやろ?痛いやろ?』

水死体『ああん』


医者『あのねえ、君は仕事で1日中パソコン使ってるから余計やな。
あれや、仕事先のパソコンの液晶と自分用の液晶の明るさを
最低まで暗くしなさい。そんで、毎日緑を眺めなさい。
目線を落として生活して、できるだけ部屋の電気もつけないこと。
そういう生活を続ければ、次第に目もよくなるよ。』

水死体『えー、そんなんでこのブレまくりの世界と
眼球の充血が治るんですか・・・。よかった。』


医者『うん、あと物凄い劇薬の目薬だしとくから。
それさしたら、車の運転とかできないから。

ゼッッッッッッッッタイに6時間以上の睡眠をとる時に

だけッ!!!!!!!

使うこと。

それ以外の時にこの目薬さすと、危ないです。
車にひかれたりするからね。


以上』


水死体『最後!!!!!!!先生、最後!!!!!』





という先生のありがたい診察の元、
その目薬をさして10時間以上寝ましたが
サングラス屋に駆け込むという末路に追い込まれた
水死体でした。