クリームパンだと思ってかじったら中身がアンパンだったって事ぐらい、あるだろ!!人生色々あるんだよ!



水死体の日記


先月 事情があり地元へ帰っていたお話は書きましたが
私はとんでもない風邪をひいてしまったのです
病名は気管支炎
不治の病です

奇しくもまったく同じ時期に
天皇陛下が肺炎で入院していたので
東京に帰り玄関のドアを開けると同時に
弟が『おかえりなさいませ天皇陛下様』と
お出迎えをしてくれたのが
若干イラッとしたという話はさておき


私は帰省している間
母親に『あんたそのペロペロのコート何やの』と
ずっと背後につかれて言われ続けていました
さながらゴミを追いかけるルンバのごとく
メタルギアで言うところの
CQC(Close Quarters Combat、近接格闘)で
私の後ろにピッタリはりついたまま
『ほんまそれ薄いわー。いくらしたん?どこで買うたん?
滋賀さっぶいねんで。東京とちゃうんやで』と
ブツブツ文句を言われておりました

私は母親にペロペロのコートの良さを
調子こいた感じで語っていたら
まんまと物凄い高熱を出し
風邪になってしまったというわけで
母親はそれはもう満足そうな表情を浮かべ

『アッホや~~~~~~~~~~。
風邪ひきよった~~~~~~~~~~~。
言うたや~~~~~~~~~~ん。
おかあさん言うたや~~~~ん。
風邪ひきますって言うたや~~~~ん』

と小学生でも今日び使わないレベルの
のばし方で私の精神を痛めつけておりました。

(その時の風邪のレベルは
袋に入った新品のガムテープを見間違えて
『おかんバームクーヘン買っといてくれて
ありがとう』と呟くレベルでした)

母親の根性の悪さに若干引きながら
『もうほんまお母さんの言うことは絶対や!』と
独裁政治宣言を胸に抱える母親を前に
私はなすすべもなく、というか高熱でうなされたまま
防寒のためもっと寒さに強いマジ上着を
買いに行くという話になりましたので
その時のことを少し書きたいと思います






おかん 『着いたで』

水死体 『えっ、しまむらやん。
ファッションセンターしまむらですやん』

おかん 『せやで。何か悪い?』

水死体 『いえいえ』



ウィーン 「いらっしゃいませー」



おかん 『これがええと思うわ~ちょっと着てみ』


水死体 『いや、あったかい・・・あったかいけど』



完全にこれ相棒じゃない?

ん?



相棒で寺脇が着てるジャケットに
そっくりな感じなんやけど

お母さん相棒見てへんからわかれへ~ん



いやだって上半身すごいムキムキなってるやん

ムキムキって別にそないムキムキちゃうやん
ていうか暖かいの選ばなあかんって
そんなんやから風邪ひくんやって




いやでもこれ完全に相棒みたいなってるから
嫌やねんけど

相棒相棒っておかあさん
あんたの相棒やないんやで おかあさんなんやで



いやそれはわかってるけど ドラマの・・・

ほな別の着てみたらええやんか!!
ほんまうるさい子やなほんまに
なんでこんな文句ばっかり言う子になってんねやろほんま



ええ・・・しかもこれ9800円とかおかしいやろ
しまむらのくせに

値段やあれへんやん今は
寒くないかどうかで買わんとあかんやん



いやだってマジこんなん
しまむらで9800円は完全に違うわ
別にしまむら嫌いじゃないけど9800円は違うわ

え~でもまあそれでええやん
おかあさんなんかもう足冷たなってきたから帰りたいわ





いや、ちゃうねんなんかこれもう
完全に寺脇なってるから要らんねん、欲しない 別に
ていうかオカン足冷たなってきたとか言うけど
あれやから、こっち物凄い今高熱でてるから
汗とか凄いから だからそのへん・・・



え?オカン、お母さん?
なんで無視すんの?なあ おかあさんて!!


・・・。





相撲みたいから帰るわ!!!

お母さん!!!!







じゃ、これ ください!!!!!!

この子が払います!!






というわけで結局しまむらで買った上着が
暖かすぎて、重宝しています
お母さんの言うことを聞いてよかった!!



追記ではない追記


どうもお久しぶりです
最近iPhoneを購入したのですが
それを友人に自慢するため電話をかけたら
「東村山に住んでる人はそんな事しちゃいけないんだよ」という
町ぐるみの中傷が飛んできて思わず口に含んでいた米粒が
4メートルほど飛んでいった水死体です
こんばんわ
明日この発言を東村山だよりに投稿しようと思います!!




追記ではない追記





私は私という人間を説明するのが
とても難しい
その難しさに自分でも
いやになってしまう事もある
もっと単純に生きられたらとも思う


でも私はこういう人間だから
何もかも笑って許してあげられる
他人の罪も自分の罪も
笑って許せる人間でいられる


子供のころ 大きな石を見つけて
喜びながら持ち上げた時に
裏にびっしりと蟻やら苔やら泥やらがこびりつき
真っ黒になっているのを見た時に
感じた気持ち
そこに私は世の中を見たよ

それを今になっても忘れていない